タイミング
NYで生活しているとタイミングの違いに驚く。まず(以前の)会社の出勤時間だが、始業時間はもちろん決まっているが、職種によってはかなりフレックスの部門もあり、なんとなくその頃につけばよい状態になっている。少しくらい遅れたからといって誰も何も気に留めない。本当に自由だ。 まず行くと「週末はどうだった?」や、「How are you doing?」から会話が始まる。まずは20分程度おしゃべりしてからやっと自分らの席につき仕事を始める。なんとも自由な感じが私は好きだ。
日本のオフィスに以前いたころ、アメリカからの出張者は私たちがきっちり9時なら、9時に誰も話すことなく、黙々と仕事する姿をみて、「WOW!まるで軍隊だね。」といったコメントをよく覚えている。まさにそうだ。
こちらでNHK Worldのニュースが英語で見れるが、この番組でも特集されるのは日本人がどれだけ時間にきっちりしているかという点だ。新幹線の時刻表から始まり、車掌さんがどのように時間通り各駅を通過するか、実験で紹介していた。1秒の狂いもない。これができるのは、もしかすると日本人だけかもしれない。
ホームパーティの開始時間もよくわからない。特別なショーやイベントが盛り込まれていない限り、7時開始のホームパーティでも、7時にいっても誰もいない。みんな現れるのはその2時間後の9時ごろで、その時が一番盛り上がる状態で、なんだか、一体いついけばいいのかよくわからない。だったら、最初っから9時って言ってくれればいいのに。
ミーティングでも、きっと電車が遅れているのだろう、とか道が混んでるんだろう、あと5分待ってみようと、来る人側の立場をよく考慮している。遅れてでも来ることに意義があり、それに対して感謝される。オリンピック的な精神が日常に盛り込まれており、参加することに意義があるのだ。こんなNYはやっぱりいいと思う。
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